都心の谷間にいる社労士のひとこと

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労働・社会保険に関することのほか、社労士試験突破時の勉強法、事務所の日常などについてもつぶやいています。 よろしければご一読ください。


定例ブログと忙しかったお話

2026年11月1日

寒くなったと思ったら気づけば11月です、霜月ですね。

先月はコラム的なブログはさぼりました、理由は普通に忙しかったためです。

寺のほうで、なんていうといいオチがつくのかもしれませんが、残念ながら社労士のほうで仕事が大量でした。

今まで割とおとなしめだったのですが、仕事もないときはなくても、来るようになるとケチャップのようにドバドバでてくるものでしょうか。

ちなみに、この言い回しは本田圭佑選手のものと思われがちですが、元々はファンニステルローイ選手です。

雑学はさておき、割と正統派の仕事だったので、経験値的にもよかったですね。

さて、研修などでもAI活用の話は出てきます。

確かに便利ですね、「いい感じにこんなの作って」というと一気に出てきますからね。

さすがにそのまま使うような真似はしませんが、大きなヒントになったり、大枠くらいには使えたりします。

もちろん、預かっている就業規則を食わせたりなどはしません、モラル面はちゃんとしているつもりです。

おそらく、従来より何かと仕事にかかる時間はカットできているのではないでしょうか。

クイズの仕事を始めた頃も、情報がネットでかなり拾えるようになった時期でした。

大昔の話を聞くと、図書館で本をひっくり返していた時期もあったようなので、それに比べれば時間は半分どころか1%くらいになっていたのかもしれません。

その分、情報ソースの選別というのはかなり重要なポイントでした。

当然ながら、官公庁のようなものがベスト、それに次ぐのは新聞記事や専門的な企業のもの、専門家である大学教授などがやっているブログなどは多少はアリかもしれませんが、個人ブログやSNS(非公式)はまったく使用できないわけです。

この辺の作業、今のAI活用と似ているところもあるように感じます。

「この制度はどうなっていたっけ?」などと入力すればすぐに答えが返ってきます、頼まなくても出てきます。

しかし、そこで厚労省等のしっかりとしたソースを拾ってきているか、ハルシネーションに該当しないかといった点は洗わなければなりません。

情報元も出してくれているので、洗うのは楽です。

解釈についてもかなり確認しやすくなっています。

ただ、まだまだ全部丸ごとチェックなしで、などというのは不可能です。

そもそも、吟味しない情報を鵜吞みにするのはいつだって危険、今でも十分楽になっているのでそのくらいの手間はかけるべきですね。

また、どんなに知っていると思っていることでも確認しないのはまずいです。

先のたとえ話を「かつて本田圭佑はいいました」などとXにでも投稿すれば、「それルートや」とサッカー好きに突っ込まれます。

リサーチの重要性、忘れずにいたいものですね。

定例ブログと基本のお話

2026年10月1日

まずは9月の大雨で被害を受けられた皆様、お見舞い申し上げます。

千葉にも仕事として複数回出向いておりますし友人や檀家の方もいます。

今のところ深刻な被害の話は届いておりませんが、10月は落ち着いてほしいところです。

さて、一周年とプラス1月が過ぎました。

昨年の今頃はまだ準備期間継続中といったところでしたが、今年はだいぶ仕事も増えました。

想定より大きな仕事も数件出てきたので、しばらくは忙しくなりそうです。

今年に入って行事・研修について予定が合わないことも出てきました。

先日も押さえておきたかったものを2つほど断念しているので、このあたりは今後の課題でしょうか。

仕事では想定より多岐にわたる業種の方と接点が持てました。

色々お話伺っていると非常に勉強になります、経営という面でも参考になっています。

自身が触れてこなかった業種のほうが多いですが、やはり面白さというのはどこにでもあるものですね。

当然、私の仕事は労務管理や社保なわけですが、そんな熟練の方でも意外と初歩的なところを知らなかったりすることもあるようです。

これは馬鹿にしている話ではなく、やはりそれなりの準備をして起業をしたとしても、あらゆる面をひとりで網羅するのは大変ということを痛感します。

法人代表の中には私のように元々あったものを引き継いでいる方もいます。

そうすると、先の方のような準備段階を踏んでいないことも多く、それ以上に基礎的なところで抜け漏れがあったりします、私もそうでした。

こうした基本の部分、自分で学習していくのも大事なことではあると思いますが、時間や労力はやはりそれなりのものになります。

私も結局インボイスの話はよくわかりませんでした、結局税理士の先生に頼りっきりです。

どのような立場であっても専門家の協力で基本的なところをしっかり確実にしておくことも大事であるとともに、大きな労力削減と安心感を得られます。

どんな方でもウェルカムですが、特に事業を引き継いだ方は一度メンテナンスがてらご相談いただければお力になれるかと思います。

些細な事でも、そもそも質問点が具体的に出せないという方でもどうぞお問い合わせください。

宗教法人の労働保険・社会保険⑤ ~法人+個人事業主の方、損してます~

2026年9月14日

順番なので予定通り書きますが、こちら外部の連載記事の次回分と内容と少しかぶります。

それをいうと前回の記事もそうなのですが、それだけ需要があると思しき内容です。

宗教法人に特化(その他の業種でも当然当てはまります)して進めることで少し差別化できれば、といったところです。

そんなわけで本編、今回は副収入がある方向けです。

宗教法人一本で収入はそこからのみ、という方は実のところ多くはないのではないでしょうか。

私自身もそうですし周囲にもいますが、小さい寺院であれば外部で仕事を持つことも一般的です。

大学院まで出るような方であれば、宗派のほうから講師依頼がきてそこからの収入を得る方もいるでしょう、こちらも私の友人でもいます。

あと、よくあるのは不動産収入でしょうか、マンション数室所有して賃貸に出しているなど、規模は様々かと思います。

当然ながら、所得税や住民税はそれら全体から計算されます。

では、社会保険料はどうなのか、これは少し違いが出てきます。

まず、国民健康保険加入の場合(何度もいいますがこの状態は違法です)です、これは先と同様になります。

法人からの給与はもちろん、その他の副収入も全て計算対象になります。

一方、法人のほうで社会保険に加入している場合、保険料の計算対象は法人からの給与所得のみとなります。

どういうことかといいますと、令和8年度で以下のような世帯があったとします。
・法人の所在地:東京都港区
・世帯構成:夫45歳 妻42歳 子10歳 子8歳
・法人からの給与:夫360万円(月給30万円) 妻120万円(月給10万円)
・講師謝礼・不動産賃料:240万円(月20万円)

国民健康保険加入・国民年金1号被保険者の場合
・国民健康保険料:月約73,000円
・国民年金保険料:月約36,000円

健康保険・厚生年金保険加入者の場合
・健康保険料:月17,205円(+子ども子育て支援金345円)
・厚生年金保険料:月27,450円
※こちらは個人負担分、同額を法人が負担します
※法人全額負担の子ども子育て拠出金(料率3.6/1000、1000円程度)が別にあります

健康保険料については法人負担分を含めて月34,410円(+790円)としても国民健康保険料を下回ります。

このような差がある要因としては国民健康保険には
・被扶養の概念がない
・月20万円の副収入も計算対象になっている
・配偶者の収入も計算対象になっている
という点が挙げられます。

健康保険については給与の30万円のみで計算されており、「130万円の壁」を超えていない配偶者は被扶養という扱いで、そちらの給与も計算対象外です。

加え、半額は法人負担なので個人としての支出はかなり抑えられます。

たびたび出していますが、国民健康保険と国民年金はどのような状況に於いても一切経費にならず全額自己負担です、計上している方はすぐに取りやめて修正してください。

もし、副収入が別法人の代表として得ているものであれば、そちらも社会保険加入が義務となり、保険料は按分となります。

不動産収入などは相続を考慮して別法人を立てて、のような方もいるかもしれませんが、その場合の給与は保険料の対象となります。

簡単にいえば「副収入が個人事業主としての所得」であれば法人で社会保険に加入している方はその分を軽減できるということです。

なので、たびたび講師でお呼ばれして個人に対し謝礼が出ているような研究者の方などは恩恵を受ける可能性が高いというわけです。

ただ、そのような立派な先生であれば、違法状態を放置するようなことをしてほしくはないところではありますが。

一方、厚生年金保険料は個人負担でいけばやや安くなり、全体で見ればやや高くなっています。

とはいえ、これにも大きなメリットがあるといえます。

繰上げ・繰下げをしなければ65歳から老齢年金が受給できます。

先の国民年金の保険料を納めている1号被保険者であればその際のリターンは国民年金からの老齢基礎年金のみです。

一方、厚生年金保険料を納めていれば、その期間中の報酬及び月数に応じた老齢厚生年金も加わります。

しばしば、「二階建て部分」と説明されますが、その通り年金が2本立てになります。

年金は基本、「一人一年金」ですが、同一事由のものと一部例外は併給が可能です。

しかも、厚生年金保険料には国民年金保険料も含まれているため、必ず両方が受給できることになります。

更に、配偶者が被扶養の枠内にあれば国民年金の3号被保険者として老齢基礎年金の計算の対象になります。

つまり、特別何かを納めていないものの年金は受給できるという状況になります。

2人分の国民年金保険料が込みの上に厚生年金の上乗せがあるという考え方をすれば、厚生年金保険料が多少上がったところでデメリットと感じにくいでしょう。

上記の例ですと個人負担で見れば額が下がっていますので、負担は減って受給が増えるという逆転現象が発生します。

ただ、60歳以降の国民年金保険料がかからない時期に差し掛かるとその分のお得感は薄れてしまいますが。

前回、リターンについては軽く例示をしていましたが、厚生年金の額は加入期間とその間の給与で決まります。

計算式としては(平成15年4月以降)
平均標準報酬額(賞与含)×5.481/1000×加入月数
となるので、加入期間が長いほど、その間の給与が高いほど額は大きくなります。

先の例の場合、45歳から65歳まで給与額同じで厚生年金保険に加入した場合の保険料は単純計算すると年額約39,5万円、月額約3.3万円になります。

厚生年金保険には70歳まで加入できるため、最終的には年額約49万円、月額約4.1万円まで伸びます。

条件次第では一定期間の加給年金が加わる場合もあります。

老齢基礎年金は令和8年では月額約7万円、それが2人分だと14万円、国民年金のみではそれのみですが、老齢厚生年金が受給できる場合には上記がプラスとなります。

給与額が上がれば当然将来的な受給額も増えます。

また、45歳から加入だとそこまで月数が伸びませんが、次世代を考えた場合には20代前半からの加入でそれが倍くらいまで伸ばせ、額面にも少なからず影響が出ます。

給与や年齢等に応じて条件は変動しますので、説明の際は具体的な数値シミュレートを入れております、お問合せいただいた場合は上記の情報いただければそれで、秘密にしたい場合は想定でのものを入れて持参します。

また、宗教法人であれば将来の給付や現状の手取りに応じた調整もしやすいと思います、そちらの計算についても対応いたします。

特に今回の条件にあたる方はぜひご連絡ください。

それと、もちろん社会保険料の自己負担分は全額社会保険料控除対象となりますので、年末調整で活用してください。

次回はこれだけだと割高と感じてしまった方向けの障害・遺族年金のお話予定です。

定例ブログと1周年のお話

2026年9月1日

9月1日をもって開業1周年を迎えました。

収支でいうとお小遣いレベルではあるのですが、仕事もそれなりにこなして経験としてはかなり得られたかと思います。

一方で、思い通りにいかない、想定とは異なることも多いのですが、それはそれで当たり前のことですね。

そうはいっても、昨年内くらいはブログ書くくらいしか仕事がないのではと不安になったところもありましたが、やはり社労士の需要はそれなりにあるようですね。

来月からのカスハラ対策義務化もありますが、外部窓口のお話も来ておりますので、一層需要は増えるのではないでしょうか。

しかし、やってみないとわからない実務面のことは多いですね。

調べたり確認すれば当然のような話でも、意外と咄嗟の判断だと困ることもありました。

特に給与計算絡みだと税制のことも出てきますが、これが厄介ですね。

年金等についてはしっかり勉強してるので資料作り含めスムーズだったのですが、給与計算や助成金については実務経験ある方のほうが圧倒的に強いでしょうね。

とりあえずは1年耐えたので、そのあたりも埋まっていくことでしょう、2年目はもうちょっと手広くやりたいですね。

そういえば、サイトのLLMO対策をガッツリ目にしました。

一応、強みとメインは宗教法人絡みなので、より多くのアクセスや依頼があると嬉しいところです。

特に所帯がある方は基本的にメリットまみれの内容だと思うので、ぜひお問合せください、まだ余裕ありますので。

ゼロからスタート 独学社労士RTA 1年半⑥ ~もし、模試を受けなかったら~

2026年8月31日

先週は第58回の社労士試験が実施されましたね、

とりあえず、1年程度のネタと考えてシリーズにしていましたが、すっかり伸び伸びです。

ひとまず来年の試験前には完結しておきたいなと思うところです。

模試の前にひとつ本試験について。

仮に半年も勉強しておらずどうせ受からないから、などと思う方もいるかもしれませんが、絶対に本試験は受けたほうがいいと思います。

当然のこととして、試験を受けなければ合格率はゼロ、しかし、会場で受ければ0.1%くらいにはなります。

そんな神頼みレベルの確率を度外視したとしても、現地で緊張感をもって実際に試験を受けることは大きな経験値となります。

特に、社労士試験は知っての通り午前80分、午後210分の長丁場なのでかなりの体力・精神力を使います。

後半、集中力が切れて問題文がまったく頭に入ってこないなどという事態も珍しくありません。

ペース配分や体感も一度経験しておくとかなりプラスになると思うので、ダメ元でもコストをかけて試験を受けておくことは効果的かと思われます。

ちなみに、4カ月や6カ月で受かる方もいます。

別資格の勉強や素養など様々な要素がありますが、あまり期間にとらわれすぎるのも良くないかもしれません。

逆に、○年、▲時間やったからということで過剰な自信を持つのも同様でしょう。

さて、思い立ったのが9月なら試験は受けられません。

その点で一発合格を目指すなら資格予備校の試験を1つは受けた方がいいかもしれません。

それは先のペース配分等の対策としてがメインでいいかと思います。

もちろん、到達点を把握するのも重要とは思いますが、これもそのうちテーマにしますが、あまりマニアックなところにはまりこみすぎないことも大切だからです。

また、2つも3つも受ける必要はないと思います。

先の通り時間がかかるものなので、直前期の1日が潰れてしまうのはそれなりに痛い面もあります。

使っているテキストのところの試験を1度受けるのがいいかと思われます。

逆に、触れていないテキストの予備校試験を受けてみるのも手ではあります。

違う特色のもので力試し、というのも悪くないチョイスかもしれません。

ちなみに、私は模試は受けていませんが、実践的なものには飢えていたので販売型の模試は複数やりました。

個人的に良いと思うのは
・みんなが欲しかった! 社労士の直前予想模試
・社労士V 完全模擬問題

難易度も適切で、確認には良いと思います。

こちらも個人的ですが、直前予想模試というものが2種類ほどありますが、それは逆にやる必要はないと思います。

さして的中していない印象なのと、難易度が高すぎるためです。

そこで自信を喪失したり、おそらく出題されないであろうマニアックなところに入り込みすぎるのは逆効果です。

考え方にもよるとは思いますが、経験値としては大事ですが、過剰に入れ込み過ぎないといったところでしょうか。

次回は基礎の重要性とヒューマンエラーのお話の予定です。

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